他にもこんな、鳴門の魚(※アイウエオ順)
アイナメ
ガシラと同じカサゴ目ですが、鋭いトゲはなく大きさも一回り大きい。
普段は岩場の隅に暮らす臆病な魚ですが、オスは父性愛が強く、卵が孵化するまでオスが産卵場所から離れることはなく、メスでも関係なく追い払ってしまいます。
季節によっては寄生虫がいる可能性があるそうです。
産卵期は秋で、旬は冬から春にかけて。
分類 | カサゴ目 アイナメ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・唐揚げ・煮付け |
アナゴ(穴子)
昔から食用として盛んに利用されており、特に寿司ネタとしての美味しさは言わずもがな。
ウナギより脂分が少なく、あっさりしています。
旬は7・8月で、夕方頃から始める夜釣りの対象魚としておススメです。
ヌルヌルしているのでタオルを持っていきましょう。
分類 | ウナギ目 アナゴ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 天ぷら・寿司・煮付け・蒲焼 |
カマス
[ホンガマス(アカカマス)]は塩焼きが絶品。
背が青みがかった[ヤマトカマス]は水分を多く含んでいるので、そのままよりも干物にした方が、旨みが凝縮され美味しくいただけます。
堤防からは7・8月頃からルアーで狙えます。
「秋カマスは嫁に食わすな」ということわざもあるそうで、初秋に脂が乗ってきます。
分類 | スズキ目 カマス科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・塩焼き・煮付け(アカカマス) |
カワハギ(ハゲ)
おちょぼ口がユーモラスな平べったい魚です。おちょぼ口でそぎ取るように餌をつつくので、釣りあげるのにはテクニックが必要です。
身離れが良く、刺身も煮付けなどいろんな料理に向いています。
背びれと尾びれに太く短いトゲがあるので注意しましょう。
一般的に夏、秋~冬と2回旬があり、夏は身が、秋~冬は肝臓が美味しいといわれています。
分類 | フグ目 カワハギ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・煮付け・唐揚げ・鍋物・椀物 |
キジハタ(アコウ)
沿岸部の岩や砂が混じった場所を好み、群れを作らず単独で生活しています。
ほんのりピンクがかった白身の魚で、刺身はさっぱりとしていますが、火を通すと旨みと弾力が増します。
ハタの仲間では最高級とされており、特に関西・九州圏で人気。高値で取引されています。
大体10年くらいで全長40cmを超えはじめ、とメス→オスへと性転換します。
分類 | スズキ目 ハタ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・煮付け・焼き物・鍋物 |
キス
白く美しい流線型の姿から、別名“海の女王”とも呼ばれます。
脂質がほとんどなく旨味成分たっぷり。
時季による味の変化はありませんが、鮮度が落ちやすいので注意が必要です。
砂浜からの投げ釣りの対象魚として人気ですが、堤防釣りだと遠投する必要もなく気軽に狙えます。
分類 | スズキ目 キス科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・アライ・塩焼き・天ぷら |
キビレ(キチヌ)
チヌ(クロダイ)に良く似ており、背びれや尾びれの部分が黄色いのが特徴です。
チヌよりも磯臭さが少なく、しっかり血抜きをすると、さらに味が良くなります。
上品な白身で刺身・塩焼き・椀物に最適。
淡水に強く、川を登ることもあるそうですが、その習性については不明な点が多いそうです。
分類 | スズキ目 タイ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・塩焼き・煮付け |
グレ(メジナ)
強烈な引きが釣り人に大好評、磯釣り界のスター的存在です。
冬場のグレは脂がのり臭みもなく、[寒グレ]と呼ばれるくらい特別視されています。
11月~3月の産卵期に揚がったグレは塩焼きがオススメ。
大物が上がって来る3~6月頃は、刺身や湯引きが美味しい。
分類 | スズキ目 メジナ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・煮付け |
コウイカ(ハリイカ)
甘みがあり、モッチリとしていて、刺身や寿司ネタとしてとても人気が高いイカです。
冬~春が旬で、親イカと呼ばれる大型のものが出回ります。
関東では夏から秋にかけて出回る小型の新イカが盛期だそうです。寿司1貫にイカ1匹のぴったりサイズが良いそうです。
分類 | コウイカ目 コウイカ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・寿司・フライ・天ぷら・炒め物・唐揚げ |
コノシロ
シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロと名前が変わる出世魚。
コハダをはじめ、江戸前の寿司ダネの光モノとして知られています。
大阪のバッテラは、当時安価で豊漁だったコノシロを使って作られたのが最初と言われています。
小骨が多く調理が難しいので、酢漬けでよく食べられています。
分類 | ニシン目 コノシロ科 |
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味 | ★ ★ |
食べ方 | 酢漬け・唐揚げ |
サバ(鯖)
古くから日本人になじみの深い魚で、平安時代には貢納や行商が行われていたという記録が残っているそうです。
DHAやEPAが豊富に含まれ栄養価が高いのですが、非常に鮮度が落ちやすいので、釣ってすぐに要保冷・血抜きをオススメします。
まれに鯖アレルギーを起こす人もいます。
また、内臓部分に人体に害をなす寄生虫を保有している事が多々あり、本体が死ぬと血液を介して全身に散らばります。生食の際は重々注意して下さい。
分類 | スズキ目 サバ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | シメサバ・塩焼き・煮付け・味噌煮・竜田揚げ(マサバ) |
サワラ(鰆)
魚へんに春と書きますが、秋から冬に脂がのって美味いとされています。瀬戸内だと春先のものを刺身でいただくと最高です。
尻尾に近い方が美味しく、昔から和食に様々な形で取り入れられています。
特に岡山県のバラ寿司には、サワラの酢締めが欠かせないそうです。
栄養価も高く食べやすい。
分類 | スズキ目 サバ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・塩焼き・昆布〆・味噌漬け(西京漬け)・佑庵焼き・照り焼き・ムニエル・鍋物・フライ・タタキ |
ベラ
緑をメインにヒレを赤、腹部に鮮やかな青が入ったギザミ(キョウセン)などが知られています。
全国的では評価がイマイチだそうですが、鳴門近海で獲れるものは早い潮流にもまれて身が締まっていて美味い。
刺身や煮付け、唐揚げなどでよく食べられています。
冬場は冬眠するので夏に釣れる魚です。
分類 | スズキ目 タイ科 |
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味 | ★ ★ |
食べ方 | 唐揚げ・南蛮漬け・煮付け・塩焼き |
ボラ
[トドのつまり]ということわざの元。イナッコ→イナ→ボラ→トドと名が変わる出世魚です。
卵は高級珍味[カラスミ]。
クセのある身なので、刺身よりもアライや唐揚げがオススメかも。
海面をよくジャンプするのですが、勢いが良すぎて釣り人などに衝突したりします。
分類 | スズキ目 ボラ科 |
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味 | ★ ★ ★ |
食べ方 | アライ・唐揚げ・煮付け・塩焼き |
マゴチ
夏が旬の高級魚で夏場は水深30m以浅、冬場はもう少し深い砂泥底に生息しています。
体は平べったくぬめぬめしていますが、身は大変美味で、刺身や洗い、煮付けなど様々な料理に利用できます。
40cmを超えてくると性転換をするので、大型のものは全部メス。
頭部にある小さなトゲにご注意を。
分類 | カジカ目 コチ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・アライ・煮付け・揚げ物・天ぷら |
マダコ(真蛸)
瀬戸内海では6~9月が産卵のピークで、産み付けられた卵は乳白色の海ぶどうの様な姿になります。
海藤花(かいとうげ)と呼ばれて珍味として食されることも。
手釣りのエサ釣りで狙われることの多いマダコですが、他の魚狙いでひょい、と上がって来ます。
鳴門のマダコは美味しいです。
分類 | 八腕形目 マダコ科 |
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味 | ★ ★ ★ ★ ★ |
食べ方 | 刺身・唐揚げ・天ぷら・おでん・酢の物・煮もの |