鳴門金時
徳島県のさつまいも生産量は、鹿児島・茨城・千葉・宮崎と続くトップ5県のひとつに入る程。
吉野川と旧吉野川河口の海砂はミネラルをたっぷり含んでいて、水はけの良い上に保水性にも長けている。 鳴門市は甘いなると金時を作るには絶好の地域であるのだ。
その美味しさに、徳島県だけに留まらず、全国に多くのファンがいます。 煮物・天ぷら・焼き芋・デザートなど、アイデア次第でさまざまな料理に活躍します!
鳴門金時の栄養
鳴門金時に含まれる主な栄養成分
- ◆カリウム(過剰に摂取されたナトリウムを排泄し、血圧や心拍を調整)
- ◆鉄分(貧血予防)
- ◆繊維(コレステロール値を低下、便秘予防)
- ◆ビタミンB1(疲労回復)
- ◆ビタミンC(免疫力の向上、鉄の吸収を助ける)
- ◆ビタミンE(老化の元になる活性酸素や過酸化脂質の生成を抑制)
鳴門金時の歴史
鳴門地域にさつまいもが入って来たのは約200年前と言われている。
大正中期から昭和初期に尼崎種を導入、温床育苗し収穫期が8月上旬まで前進、“撫養いも”として知られるようになった。
そして1960年代に「高系14号」を導入、1980年代頃、表皮の赤皮が濃く、形状の良い系統を見出し“なると金時”の名称が与えられ、外観・食味ともに優れる“なると金時”のブランドは確立したのです。
主成分はデンプン。 その他さまざまな優れた栄養分が含まれることから準完全食品とも言われています。
鳴門金時ができるまで
なると金時はさつまいもの「高系14号」と言われる品種の派生系統にあたります。 特徴としては、赤皮黄白肉色で栽培しやすい。 早期肥大性で貯蔵性に優れています。 貯蔵する(寝させる)ことによってより甘みが増します。
美味しい鳴門金時が食べたい
- 鳴門金時豆知識 その1 -鳴門金時の下ごしらえ-
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使う前に流水できれいに洗います。くぼみの部分は特に汚れが残りやすいので丁寧に洗いましょう。
皮なしで使う場合は、皮を厚めにむき、水にはなすことでアクが抜け、より鮮やかな黄色になります。
- 鳴門金時豆知識 その2 -鳴門金時の保存方法-
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なると金時は乾燥を嫌いますので、新聞でくるんで冷暗所で保管します。
温度が低すぎると腐りやすいので冷蔵庫には入れず常温で保管しましょう。また、水洗いした状態で保存すると腐りやすくなり、芽が出たりしますので、使う時に使う分だけ洗います。
- 鳴門金時豆知識 その3 -鳴門金時の選び方-
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◇皮の色が鮮やかな紅色
◇なめらかな肌質
◇ツヤがありキズ・シワのないもの
◇毛穴や芽が深すぎない
◇ふっくらとした紡鐘型