徳島ラーメンとは
1999年、新横浜ラーメン博物館に出店した『いのたに』から火が付き、今や全国区の知名度を誇る[徳島ラーメン]。
茶色の豚骨醤油のスープにストレート麺、甘辛い豚バラ肉がトッピングされた[茶系]と呼ばれるラーメンが有名です。
コクと旨みがクセになる一杯。白ご飯との相性が抜群です。
3種類の[徳島ラーメン]
- ・旨み黄色いスープの[黄系]
- ・徳島のラーメンの発祥とも言われるあっさり系の[白(小松島)系]
- ・パンチがきいた、豚骨醤油の[茶系]
この個性豊かな3種類のラーメンが[徳島ラーメン]です(諸説有)。
地元では昔から「中華そば」「支那そば」の呼称で親しまれてきました。
もちろん同じ系統のラーメンでも、お店によって千差万別。様々な味を楽しめます。
長男
あっさりすっきり優しい豚骨スープ
白(小松島)系
白濁の豚骨スープを薄口醤油で味を調えています。
戦後間もなく小松島港付近の屋台から始まり、徳島ラーメンのルーツと言われています。ガスも冷蔵庫もない時代なので、徳島ハム(現日本ハム)工場から毎日豚骨を仕入れ、練炭や薪でスープを作っていたそうです。
小松島市内に点在しており『岡本中華』、『カサイ』などの老舗が、当時の味を伝えています。
二男
コクと旨みが際立つ優しい一杯
黄系
徳島市内の屋台で始まりました。鳴門の『三八』に代表される優しくコクのある一杯です。
豚骨に加え、鶏ガラや香味野菜なども使ったスープが特徴的で、中華風のスープと[白系]のスープが影響し合い、誕生したとも言われています。
徳島市内にある『よあけ』『八万屋』『銀座一福』は、昭和20年代から続く人気店。『銀座一福』は[豚バラ]トッピングの発祥のお店でもあります。
三男
徳島ラーメン代表!パンチの利いた
茶系
濃い茶色の豚骨醤油に豚バラ肉、生玉子とご飯が異様に合う中華そばです。昭和30年代後半辺りに誕生しました。
当時から続く人気店『いのたに』(鳴門にも支店有)、 『広東』など。県内外に支店を持つ『東大』『ふく利』店もこの[茶系]です。
いかにも濃厚そうなスープですが、意外にあっさりだったり、クリーミーだったり。 はたまた見た目通りだったりと店舗によって随分異なります。
※同じ店舗でも、人やメディア、見るポイントによって分類が異なっていたりします。店舗それぞれの味をお楽しみ下さい。
※[徳島ラーメン]の分類も諸説あります。予めご了承下さい。