認定特定非営利活動法人「ふくろうの森」
活動報告!文学教室①「日常生活の中に見る呪術」
【開催日:2024年12月07日-2024年12月07日】
【投稿:2024年12月17日】
【更新:2024年12月17日】

「ふくろうの森」文学教室①『日常生活の中に見る呪術』
日時:R6年12月7日(土)13時半~15時
場所:鳴門市立図書館2階 多目的会議室
講師:会田 実さん(四国大学名誉教授)
参加者:一般17名
「呪術」とは、おまじないの意味であり,今日(こんにち)の日常生活の
様々な場面で使われているのがよく理解できた。
たとえば「7・5・3」の、7歳までは“神の内”であり、7歳ではじめ
て“人”となり、人生の節目を表すとのこと。国技の相撲で“四股を踏む”
のは、地中にいる魔物を鎮(しず)める儀式である。歌舞伎の“にらみ”は
魔物を睨むとの意味があり、顔に描かれた顔に描かれた赤筋は強い善人、青
筋は極悪人を表す。電話の「もし、もし」は「申(もう)す、申す」に由来
し、「絵馬」は、本来は神の乗り物である馬の代用等々。
これらはほんの一例であるが、様々な事柄の由来などについて再認識し、
現代の我々の身のまわりにあるしきたりや言葉に思いを馳せる有意義な機会
となった。
ご講演いただいた会田 実先生をはじめ、参加してくださった皆様に御礼
申しあげます。